病院に……
私は痔主である。決して地主ではない。地主ならどれほど良かったことだろう。
持っているものはいらない痔のみ。いらない土地も世の中にはあるだろうし、そういった土地の処分に困る地主の話も聞かないではないが、痔ほどではなかろう。
排便のたびに真っ白な便器が真っ赤に染まるほど血が出る。それが日常茶飯事だ。
日本人のほとんどが痔主であるという話をどこかで聞き、それをささやかな心の拠り所としていたのだが、他人と苦痛を共有できることに喜びを感じている余裕など最近はなくなってきた。
実は若い頃からその兆候があったのだが、先述の「誰にでもありうるのだから」という余裕と、こんなことで病院になどかかれるかという意地のせいで、ろくな対処をしてこなかった。
生活習慣は不規則だし、辛いものは大好物だし、酒も飲む。おまけに仕事柄、座っていることが多い。できるために必要な環境のほとんどを備えていると言っても過言ではない。
長年付き合ってきた痛みだが、最近とみに酷く、とうとう外面を取り繕っている余裕もなくなってきたため、この度、ついに肛門科の門戸を叩くことを決意した。
訪れたことも、診察を受けたこともないが、相当に恥ずかしい検査をされるとだけは耳にする。
だからこそ、いままで寄り付かなかったのだが……。
家族にもなかなか言えなくて・・・実は私痔なんです。しかも中の方の・・・ヒサヤ大黒堂さんと出会って、そんなちょっと暗くなってた気持ちも明るくなれました!
すごくすごくおしりが痛いのです。きっと痔ろうですよね。こんなにつらいものだと思いませんでした。はやく良さそうな病院探して行ってきます!!
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地ではなく痔です